2015/5/1

ミラチャイ☆[110回]衝撃"目玉焼き事件"の真相も!? 宮澤佐江が"子どもの日、母の日"に考える、ファミリ

[110回]衝撃"目玉焼き事件"の真相も!? 宮澤佐江が"子どもの日、母の日"に考える、ファミリーの絆と関係性

2015.5.1 12:20

今回は、佐江ちゃんファミリーのお話が中心。お料理上手な佐江ちゃんママとの1泊旅や、“子どもの日”にちなんで、兄妹ゲンカの思い出、お兄ちゃんの影響で始めた、あるコトについても聞きました!

ニイハオ! 宮澤佐江です。
ーーさあ、佐江ちゃん。さわやかな風が心地いい季節、5月最初の「ミラチャイ」です。今回もよろしくお願いします!
よろしくお願いします!!
ーーゴールデンウィークに突入し、暦の上では祝日の多い時期。中国でも5/1は、劳动节(メーデー)で国民の祝日。以前はこの時期も、旧正月のような大型連休でしたが、現在は3連休ほどのお休みになっているんですよ。
中国も連休なんだあ!
ーーこの連休を利用して、旅行にでかける人も多く、近場の日本は人気の渡航先です。
先日、母と兄と一緒に街へ出かけたんですが、“ここ日本??”っていうくらい、中国語に限らず、外国語をしゃべってる人がとっても多かった!!
ーー“旅”といえば、佐江ちゃんは名古屋をはじめ、日本各地はもとより、上海など、お仕事での“旅”が多いと思いますが、プライベートも含め“旅”の必需品ってありますか?
旅の必需品か。なんだろうなあ。。。
ーー例えば、枕が変わると寝られないから、家でいつも使っている何かを持って行く…、とか。
逆に何も持って行かないかな。寝られなかったら、“寝られなくてもいいや!”って思っちゃうタイプなんです(笑) 家にあるモノを旅に持って行ったら、“家にいるのと同じじゃん!”って思っちゃうから。
旅先の“におい”とか、“ここ、寝づらいなあ〜”っていう感覚も、思い出にしたいから、何も持っていかないタイプですね。
ーーなるほど。“寝られないのも思い出に”って、いいですね。
最近、名古屋に1泊するときも、わざとリュック1個だけで行くんです(笑)。前は、シャンプーも、ホテルにあるのだと髪がきしむからって、自宅で使ってるのを持って行ってたんです。
でも最近は、“シャンプーも歯ブラシもホテルにあるし、着替えだけ持っていけばいいや!”って思うようになって。メンズと同じですね(笑)
ーー旅先では、“非日常”を満喫するタイプですね?
そう、そうそう!! この間も母と2人で新潟へ行って、1泊して来たんです。
2人して「旅館に泊るし、浴衣もあるだろうから、パジャマもいらないよね」「化粧水もあるんじゃない? 下着だけ持てばいいよね!」って。
荷物があまりにも少なくて、「何も買う予定ないしねえ」とか言ってたんだけど。。
ママが新潟のおいしい“味噌漬け”をいっぱい買い過ぎちゃって。それがまた、味噌だから、すっごく重いんですよ。それを、なんとか1つの荷物にまとめたんですが…
佐江「身軽だけど、荷物1個の重さが尋常じゃないねえ」
ママ「たとえ1泊の旅行でも、ガラガラ(キャリーケース)持って来るべきだったわ〜」
佐江「……、これからはそうしようねえ (ーー;)」
荷物が重過ぎて、身体が痛くなっちゃいました(笑)
ーー(笑)。今は“荷物少なめ”の佐江ちゃんですが、確か以前は、“スゴい”荷物だったんですよね。上海へ行くときも…(第61回)
はい。でもね…、上海へ行くときは、今も、大荷物かもしれない。あははは。
上海へ行き始めて、行き慣れた頃から、まりやんぬと“荷物の役割り分担”ができたんです。「電気系は全部、私が持って行くから、美容系はまりやんぬ持って来てね」みたいに。
はじめの頃、ホテルでは、まりやんぬと別々の部屋で過ごすと思ってたから、使う物はお互いに、全部日本から持って行ってたんです。
でも、すぐに「一緒の部屋でよくない??」ってことになって。それからです。キャリーケースの使い方が、だいぶ上手になってきましたよ!
ーー佐江ちゃん流荷物のまとめ方、ぜひ参考にしてみたいですね。連休を利用して旅に出かける人も多いかもしれませんし。…とはいっても、連休のこの時期だからこそ、逆に、お仕事が忙しくなる人も多いかもしれませんね。

ゴールデンウィークかあ…、仕事だけがいいな。だって人混みいやだもん。
ーーそうですねえ。ところで! 暦の上で5月5日は“子どもの日”ですよね。この日につきものの“鯉のぼり”には、興味深い由来があるんですよ。
なに? なに?
ーーそれは中国のある伝説なんです。中国を流れる黄河の上流、もっとも流れの激しい箇所を“龍門”といって、その“龍門”を登りきった“鯉”は、“龍”になるという伝説があるんです。
へえーー!!
ーーその伝説が日本に伝わり、“鯉”は立身出世の象徴として、江戸時代から“鯉のぼり”が広まったといわれているんですよ。そして、この伝説にまつわる、今でも非常によく使われている言葉があるんです。
えっと、えっと、えっと、“龍”が入るの? どこに入る? せん龍門、かん龍門、じょう龍門??
ーー“登る”を別の読み方にすると? 
はっはーーん。とうりゅうも〜ん 登竜門だ〜(笑)
ーー正解です(笑)
はぁ〜。そんな伝説があるんですね。なるほど!
ーー“鯉のぼり”が泳ぐ5月5日は、“子どもの日”であり、“男の子の節句”ですが、ここで、佐江ちゃんの子どもの頃のお話をお聞きしようかと。佐江ちゃんはお兄さんお2人の3人兄妹ですね。子どもの頃の兄妹ゲンカの思い出などありますか?
覚えているのは、あれしかないなあ。。。
次男のお兄ちゃんと、超なぐり合いみたいなケンカ。お兄ちゃんが高校受験のときで、私が小学校の低学年の頃かな。“トイレの電気を消した、消さない”っていう、しょうもないことだったんですけど(汗)
ーーお兄ちゃんがトイレに入っているのに、電気を消しちゃった?
そう、そうそう。佐江の後にお兄ちゃんが入ったのを知らなかったんです。こっちは無意識で、消したつもりもなかったのに、兄も受験期でピリピリしちゃってて、「オイッ! お前、消しただろ!!」ってなって。
「入ってるって、分かんなかったよ!!」って、佐江も兄だろうと容赦しないし、折れないから、そこで兄妹ケンカが始まっちゃったんです。
“殴っちゃいけない”っていうのはお兄ちゃんも分かってるから、ほっぺたの両側を、片手でギュッとつままれて、佐江の口が“ブゥーッ”ってなったんです。
その瞬間…、私、ガムを噛んでたので、そのガムが思わず口から“ボロッ”と出ちゃって。そしたら、髪とじゅうたんにガムが“ペタッ!”って、くっついちゃったんです。
「やめなさいッ!」って、ママが止めに入ったんですが、実はそのじゅうたん、1週間前に変えたばっかりのものだったんですよね…。それで、ママが一番最初に言ったのが、
「じゅうたんッ!!! ガム!! どうすんのッ!!!(激怒)」だったんです。兄妹ケンカに対してじゃなくて、「じゅうたん、どうするの!」ですよ!
“そこに怒るんだぁぁぁーーー!!!”
って、当時思ったのを、今でも覚えてます(笑)。兄妹ゲンカっていったら、それくらいしか記憶がないなあ。
ずっと、可愛がってもらってたから。長男とも全然ケンカしなかった。7つも歳が離れてたし。本当に“うちは仲いいな”って思いますね。
ーー昔も今も変わらず、“仲良し”ですね。
うん…、私が好きなだけですよ。えへへ。でも最近、嬉しいんですよ。
お兄ちゃん、ダーツが好きで地元のダーツ・バーによく行ってるんですね。そこに何回か、私も行ったことがあって。

ダーツの大会にも出ているプロの方も、たくさん来ているバーなんですが、皆、私が妹だって知っていて。お兄ちゃんの影響もあって、“マイ・ダーツ”も買ってやるようになったんです。
私、意外と“いい腕”を持ってるみたいで、「お前、AKB48卒業したら、ダーツの世界に入れよ!」って、お兄ちゃんに言われるくらいです(笑)
最近は、「お前、今何してるの? ダーツやってるから来いよ」って、呼んでくれるんです。昔は、お兄ちゃん2人とお酒を飲んだり、食事をすることはあったけど、今は、他の人がいるところにも呼んでくれて。それはすごく嬉しいなと思ってます。
ーー女性で、“ダーツができる”っていう人は珍しいんじゃないですか? 
本当は、たまたま行ったお店にダーツがあって、皆、下手だけど“低レベルの戦い”でやるダーツの方が好きなんです。
でも、あのダーツ・バーに行くと上手な人ばっかりだから…正直、楽しみ方は難しいです。ハイレベル過ぎる戦いに、私が加わっちゃう感じで。
その中でたまに、「マジかよ!? 佐江!!」っていう、いい成績を出したりするから、いいキャラとして扱われてます(笑)。ときには、「宮澤兄妹 VS でやるか?」とか言われたりしてます。
ーーマイ・ダーツも持っているなんて、かっこいいですね。
「これくらいの重さのがいいんじゃない?」って、お店の人にも教えてもらったりしてます。
ーー女性でダーツする人って、何て言うんでしょうね。
え、分かんない。ダーサー? ダ、ダーツァーだ!? だっさ!! あははは(笑)
ーー(笑)。冒頭で佐江ちゃんママとの旅行のお話も出ましたが、宮澤ファミリーは本当に仲良しですよね。佐江ちゃんがSNSにアップしてくれる、佐江ちゃんママのお料理画像も楽しみです。そういえば、お料理といえば…、最近、目玉焼きの…
∑(゚Д゚) …本当に、もうねえ〜〜
ーー目玉焼き事件! 佐江ちゃんのブログの画像…。結構衝撃的でした(笑)
あははははは(笑)。いや、あの日は朝起きて、よく寝られたからかな?? すごく気分がよかったんです。
その日はお休みだったのかな。「ああ、お腹が空いた」って、お腹が空いて目覚めたんです。その日はママもお休みで、“あっ! 目玉焼き作ろー!!”と思って。今年は、“料理もできるようになりたい”って思ってたし。
いつも、前の日に疲れて、寝て起きた日は、朝ご飯も“あるものでいいや”っていう感覚だったんですけど、たまたまその日は疲れもなくて。起きて10分後には、もうキッチンにいたんです。
佐江「目玉焼き作っていい?」
ママ「片付けも、全部自分でやりなさいよ」
佐江「は〜い。分かりました〜〜」
ママ「っていうか、目玉焼き作れるの??」
佐江「目玉焼きくらい、私だって作れるしぃ〜」
っていう感じで、ママがウザいくらい近くで見てくるんです(笑)。目玉焼きなんて、包丁使わなくてもできるから“大丈夫じゃん!”って思うんですが、包丁使うとなると、もう、ずっと近くでへばりついてるんですよ。
ずっと横にいて口出ししてくるの。「ホラ、ホラ、ホラ、もう焼けちゃったよ」「もぉーー、うるさいなぁ! 出来上がってから言ってよ!」みたいな。
あのときも、ベーコンエッグにするか、ハムエッグにするか迷って…
ママ「ベーコンは、どうやって置くでしょうか!?」
佐江「え…、えーと、ベーコンは…、長めに…」
ママ「ママならV字に2枚置いて、真ん中の空いた所に目玉焼きをのせるけ・ど・ね」
佐江「ああ。それでやってみるわ。まず、油引いて…、と」
ママ「あ〜あ〜、もうそれ、入れ過ぎっ!」
佐江「ンもぉぉぉ、うっるさいなあ。ママ邪魔ぁぁっ!」
って、ケンカ腰だったんですけど…、私が卵を落としてですね…。
ーーそれが、あの写真の現場!
あ、でも、落としたんじゃなくて、あれは、卵が悪くて。
ーーえ!? 卵が?

卵の殻が、柔らか過ぎたんです。殻がすっごく薄かったんです。私は、“コンッ、コンッ”って叩いて、3回目に“カシャッ”って割る派なんです。でも、あの卵はたぶん、“コンッ、カシャッ”の2回でよかったと思うんです。
だから、“コンッ、コンッ”ってやって、両手で持った瞬間に、グシャッ。
卵は “バンッ”って床に落ちるし、ベーコンは“ジュッワァーーーッッ”っていってるし。“ぅっっわぁ〜〜〜ッ。えッ、えーー!? ど、どうしよーー”ってなっちゃって。
火を止めればいいんだけど、慣れてないからそんな考えもなくて。「ちょッ、ちょッ、ちょっと卵、もう1個取ってー! 優しくねーー」って、もう1回やったら今度は、
“コンッ、ベシャーーッ”
ってフライパンに落ちちゃって。「もう、ナニこれッ!!」って、自分でもショックだった。さすがにママも朝から大爆笑してました。あはははははは(笑)
ーー“これは、ネタかな!?”と、一瞬思いましたが、おいしそうでしたよ!
お、おいしいですよ! でも、あまりにも出来上がりが、ぶざまだったので味付けを変えました。本当は“塩コショウ”にしようと思ってたんですけど、“醤油マヨ”にして全然違う食べ物にしようと思って。
それで、食べたんですけどお腹いっぱいにならなかったので、“もう1回作ろう!”と思って作ったら、今度はベーコンが焦げちゃって…。ムズいです、ベーコン。もうッ! また、作ろう!!!
ーー新たなエピソード期待してます(笑)。佐江ちゃんママとのエピソード、毎回楽しみです。本当に仲良し親子ですね。
そうですねえ。でも、こうなれたのも、ここ2、3年のことですよ。
ーー反抗期とかあったり?
それもあったし、“親と子”っていうのが大きかったかな…。上海へ行ったことがきっかけで、私が落ち着いたんだと思います。あとは、“親といる時間が長くなったから”っていうのもあると思う。
上海へ行く前は、がむしゃらに突っ走ってきた6年間だったから。自分がいないところで、家族会議が開かれてることも知らなかったし、“家族にめっちゃ気を使わせてたんだな”って思います。
当時も分かってはいたけど、ストレスをぶつけられる場所って、家だけだったし。それは今でもそうだけど…。上海でも、日本でも活動できなかった間に、家族といることができて、一緒にお酒を飲む機会も増えたりして。
だから、どっちに転んでもいいものがあったと思う。あのときもし、上海に住んでいたら、また違う何かが生まれていただろうし、日本にいて家族との時間を過ごせたのも、すごくよかったなと思います。
ーーもう少し先ですが 、今年も5/10は“母の日”ですね。
母の日かあ。。
最近、外食する機会が多くて、この間も夕方頃に仕事が終わったとき、ママと2人で合流して食事しました。いつもは、“外食するならココ”っていうお店が、地元に3つ、4つあって、そこで食べることが多いんですね。
でも、定番のお店じゃなくて、「違う所で食べてみない?」ってことになって。そのとき、お蕎麦が食べたかったので、自分でネットで検索して予約をとって、ママと2人で行ってみたんです。2人でお酒を飲んで、もちろん、お蕎麦もおいしくって。

今年に入ってから、ママと2人で“さし飲み”みたいなのを結構やってて。“こういう時間をすごく大事にしたいな”って、思ってます。
私は、お仕事の現場の近くや、他の人においしいお店を聞いたら「今度行ってみます」って、いろんな所まで行けちゃう。でも親は、行き慣れてない場所に行くことが面倒だったりして、外食といっても、あまり遠くまで行かないから。
だから、友だちやメンバーや、スタッフさんに、おいしいお店に連れて行ってもらったときも、絶対に名刺をもらって帰るんです(第106回)。それで、次に誰を一番に連れて行きたいかと言ったら“絶対にママ”なんです。
この間、すごくおいしい“しゃぶしゃぶ”のお店を教えてもらったので、今年の母の日は、そこに行こうかなって思ってます。お値段は…、結構なお値段で、場所も遠いんですけどね。
“たまには、そういうところでご飯をするのもいいかな”って思ってます ^ ^
ーーいいアイデアですね! 素敵な母の日であることを願っていますよ! それでは今回もたくさんのお話をありがとうございました! 次回もよろしくお願いします!
はい! ありがとうございました!! ゴールデンウィークの期間、皆さんはどのように過ごされてますか? お休みの人も、お仕事の人も素敵な毎日を過ごせますように!! それでは、また次の「ミラチャイ」でお会いしましょうね! 谢谢大家!(皆さん、ありがとう!)

宮澤佐江
【今回のまとめ】
◎中国入門ポイント
「あの番組は、人気女優への登竜門だ」などと、日本語でも使われている“登竜門”。中国語では“鯉の滝登り”を意味する “鲤鱼跳龙门”(=龍、=門)ともいわれています。
伝説の中では、「どんな鯉も龍門までは登って来るが、水の勢いが強く激しい龍門を登りきることはめったにできない。しかし、その難関を超えた鯉は、龍に化身し天に昇る」といわれていました。
このことから、出世につながる“難関”、または“難関を突破すること”を、“登竜門” “鲤鱼跳龙门”といい、日本では立身出世の願いを込めて “鯉のぼり”が飾られるようになりました。
◎今回のフレーズ&単語
劳动节【Láodòngjié】メーデー
鲤鱼跳龙门【lǐyú tiào lóngmén】鯉の滝登り ※鲤鱼:鯉/:跳ぶ、跳び越える、上がる/龙门:現在の陝西省韓城市と山西省河津市が接するところ。故事の中では、黄河上流の急流で、ここを登りきった鯉は龍になるという伝説がある
*本文中の赤字は、中国語です。
*)中国語の表記は、上海(大陸)で使われている簡体字を使用しています。また【 】内には、中国語の発音表記として漢語拼音(ピンイン)を記しています。
撮影:中川有紀子 スタイリング:山本隆司  ヘア&メイク:JULLY