2015/6/19

ミラチャイ☆[116回]祝「AKB選抜総選挙」第8位!! 宮澤佐江が語る「ラスト総選挙」【前編】-ファンへの感謝の想い

[116回]祝「AKB選抜総選挙」第8位!! 宮澤佐江が語る「ラスト総選挙」【前編】-ファンへの感謝の想い

2015.6.19 12:00

今回は、祝!「AKB選抜総選挙」第8位!! 宮澤佐江“ラスト総選挙”について聞く、前・後編の前編。何よりも伝えたい、“強く、熱く、太い絆”を実感した、ファンへの感謝の想いを中心にお話します! 


ニイハオ! 宮澤佐江です。
ーーさあ、佐江ちゃん。今回もどうぞ、よろしくお願いします!
はい! よろしくお願いします!!
ーーさっそくですが、改めまして“ラスト選抜総選挙”、過去最高順位の第8位、おめでとうございます!!!
ありがとうございます!!!
ーー今回と次回の「ミラチャイ」連載は、第7回選抜総選挙について、たっぷりお聞きしていこうと思っていますよ! 
やったー!! 「ミラチャイ」で、選挙のお話するのは、もう3年目になるんですよね?
ーーそうですね。連載が始まってから、もう、3回目の総選挙になるんですね。
3年間で、10位→12位→8位ですね。去年からは、順位が3つも上にあがったんですね。。
ーー本当にそうですね。8位という順位、75,495票という投票数、大健闘でした。
私はすごくないんです。私を応援して、支えてくれているファンの方がすごいんです。
今回は、AKB48のしくみを、あんまり知らない人からしたら、ただただ、「8位おめでとう」っていう感じになっちゃうと思うんです。
でも、内部を知っているメンバーや、スタッフさん、ずっと応援してくださっている方には、今回の私の8位は、“本当にファンの方がすごいな”と、分かることだと思うんです。
たかみな(※AKB48チームA高橋みなみ)にも、「私のファンの人もすごいけど、佐江ちゃんのファンの人もすごい。強いよ」って言われて。「本当に、そう思うよ」って、たかみなと話していたんです。

今までも、何度も、私のファンの人たちって“すごいな”“強いな”“温かいな”って、思う機会がたくさんあったし、毎年、選挙のときに感じていることではあったんです。
だけど、今年を受けて、もっといい意味で自信が付きました。ここから一歩外に出ることがあっても、“恐くないな”って。
やっぱりアイドルなので、“アイドルの私が好き”とか、AKB48グループを応援してくださる方も“アイドル”が好きっていう方が多いと思うんです。
そうなると、卒業した後、応援しくださる方もいると思うけど、正直、離れてしまう方もいるかもしれません。でも、私には、“たくさん応援してくれている人がいるんだな”って、感じることができました。
“アイドル・宮澤佐江”だけじゃなくて、“一歩外へ出た後も、ずっと応援するよ”っていう方がすごくたくさんいるんだなって。すごく背中を押してもらっちゃいました。
ーーアイドルとしてはもちろん、佐江ちゃんの人間的な魅力に引かれている人も多いのではないですか?
そうなんですかね。どうなんだろう…。でも、これまでも、見た目だけで勝負してきたわけじゃなかったから(笑)
どんな活動でも、本当に“気持ち”でやってきました。同じように、こういう気持ちを持ってくれている人が、応援してくれているんだなって思うんです。
だからこそ、きっと、強くて、熱い、最高に太い絆が、ファンの方との間にはあるんじゃないかなって思っています。
ーーファンの方たちの、選挙後の反応はいかがでしたか? 印象に残った言葉などありましたか?

皆で“神7”を目指していたので、“あと、1つだったのに”みたいなコメントはありました。でも、SNSとかを見ていても、あんまり“悔しかった”っていう言葉は見なかったかな。それは、本当によかったなって思っています。
票数や順位も、もちろん嬉しいけど、一番は、投票してくれるっていう“行動”や、“思い”、“愛”が嬉しいんです。だからこれまでも、順位より、“そういう行動を今年もしてくれて、ありがとう”っていう気持ちを、毎年、伝えてきました。
でも、ファンの方からしたら、そういうこと以上に、結果に残る順位が、ファンの方自身にも残ること。だから、“悔しい”とか、“ごめんね”って言われることもあったんです。そんなときは、“佐江こそゴメンね。何もできなくて”って、会話をしたり。。
もちろん、今回も”悔しい”と思ってくれた方も、たくさんいたと思うんです。でも、今年は“やりきったぞ! ”っていう方が、やっぱり本当に多くて。
SNSのコメントも、“もう、悔いはない” “笑顔が見られたら十分”っていう方が多かったんです。だから、本当に皆、楽しくやりきってくれたんだろうなって伝わってきました。
“過去最高順位”という1つの目標をクリアできて、“過去最高投票数”というのもプラスしていただけたました。だから、7位には届かなかったけど、“十分やったよね”っていう満足感はすごくあると思います。
ーー今回の総選挙では、“過去最高順位”の8位でしたよね。“8”といえば、「ミラチャイ」連載で、度々お伝えしてきた、中華圏でとっても縁起のいい数字ですね。そして今回は、その“8”が入った“神8”!

“神8”になれました!! イエイッ!
ーー“神8”ということで、実はもう1つ、“8”にまつわる素敵なお話があって。 
わあ! 何ですか??
ーー日本には“七福神”というおめでたい神さまたちがいますよね。
知ってますよ! 宝船に乗ってる神さま!
ーーそうですね。七福神は、幸運や富などを招く神さまとして、日本では信仰されていますが、中華圏にも、日本の七福神のような、人々にとっても人気のある仙人たちがいるんですよ。それが、なんと8人なんです。
え!? 8人??
ーー中国語では、八仙と呼ばれているんです。女性1人を含む8人の仙人が、民間人からどのようにして仙人になったのか、また、8人の超人的な能力を合わせて、戦いに挑む神話は、今でもとっても人気があるんですよ。
わあ。1人だけ、女の子なんだ。でも、“8”は中華圏で、本当に縁起のいい数字なんですね。
ーーそうですね。「ミラチャイ」スタッフとしても、今回の総選挙、一緒に応援することができて本当に光栄です。改めて、おめでとうございます!! 
ありがとうございます ^ ^
ーーところで、総選挙本番では、とってもリラックスして臨んでいる印象がありましたが、実際のところどうでしたか?

やっと選挙を楽しめるようになったのは去年からです。一昨年までは、“楽しまなきゃ”って、心がけていただけで、本当に心から楽しめていたかといったら、そうじゃなかったんです。
去年の総選挙は、大島優子がいない初めての総選挙でしたよね。
優子が、とにかくあの人は“祭り女”なので(笑)、総選挙やイベント事、行事は何でも“楽しもう”っていう意識が強かったんです。
私も、その気持ちは持っていたから、優子が言っていたからというのではなく、 “どんなときでも、燃えて、楽しんで”って、佐江と優子は、必ず思ってきたんです。
だけど、選挙だけは別で。選挙に対してだけは、なかなか“お祭り”とは思えなかったんです。“楽しもう”って思ってたけど、私は“お祭り”という感覚には、なかなかなれなくて。
でも、去年初めて、優子が総選挙に出なくなったとき、思ったんです。
たぶん、何百人といるメンバーの中で、“優子ほど総選挙を、お祭りの感覚で楽しもうって、思っている人はいない”って。
それがあったから、私は順位やポジションで、優子を受け継ぐことはできないけど、気持ちは絶対受け継ぎたいと思ったんです。
だから、去年から“結果じゃなくて、とにかくこの空間と緊張感を楽しみたい”っていう気持ちが増してきて。だから今年も、すごくリラックスして臨めたんです。

“最後だから、どんなことでも楽しもう”っていう気持ちがあったし、最後と私が言ったことで、より一層燃えてくれていたファンの方を見ていたから。皆からすごい自信ももらえていたんです。
だから、“絶対大丈夫。まだ呼ばれないぞ”っていう、自信もすごくありました。
正直、一昨年? その前かな。。 第4回の総選挙のときは、“16位以内に入るか、本当に分からない”と、思っていたときで。そのときは、アンダーガールズに入るあたりから、ずっと手を合わせて、“呼ばれないように”って、祈ってました。
でも、今年は自分のことでは、1回も祈らなかった。ただ、8位くらいになったときは、ちょっとやったかな(笑)。あと、他のメンバーのことでは、“上の順位で呼ばれてほしい”って、祈ってました。
それくらいの余裕を持って、今回は臨めたんです。
唯一、緊張したことを挙げるとすれば、選挙前のコンサートかな。“もう、来年は出ないんだな”って思ったら、急に悲しくなっちゃって。
来年もライブは出るかもしれないけど、その後の総選挙は出ないから、“選挙前のドキドキを味わいながら、ライブに出るのも最後だな”って。
ーースピーチのこともお聞きすると、今回は笑顔の中にも、何度か、涙をこらえた瞬間がありましたね。
そうですね。3回くらいあったかな。
ーー“家族”という言葉が出たときも、そうだったのかなと思いますが、佐江ちゃんのブログにもありましたが、お兄さんの気合いが、いつもと違っていたのだそうですね。

そうなんです。お兄ちゃんが、すごく拡散してくれていたんです。特に長男がすごかったですね。
これまで家族は、選挙では一票も入れたことがなかったんです。だけど、今年は最後だし、“応援してくれているファンの人の気持ちを味わいたい”って、家族が自然と思ったらしくて。
だから、お兄ちゃんも“投票してください”という感じで、拡散したわけではないんです。だけど、いつも一緒にいる人とかに、「今年、佐江最後だから」って、さりげなく話したら、そこから色んな人が、バァーッと拡散してくれて。
本当に感謝ですよね。だから、選挙が終わった後、家族のメールを見てるときが、一番鼻がツンツンしてました。あと、才加(※秋元才加)と優子のメールを見てるときも。
当日は、親戚も全部、家に集まって、皆で選挙パーティーみたいにしてテレビを見ていたんです。そのときの動画も撮っていたんです。
家に帰ってから、その動画を見たんですが、10位、9位の発表のときから、もうすごくて。10位のときは、「オーーーーッ!! きちゃったよ!!」みたいな感じで。9位のときは、「発表されるな、されるなッ!!!」って、皆言ってて。
私の名前が出なかったときに、ママがもう、大号泣してたんです…。お兄ちゃんも、もう、泣いてるし…。
その動画をママと一緒に見てたんだけど、ちょっと…、佐江は…、泣きそうになった。
ーー最後の総選挙、もう悔いはないですか?

悔いはないです!! 
でも、これでまた“来年出る”となってしまったら、目指すものは“神7”しかないので、燃えるものもあるのかもしれません。
だけど、“ラストラスト詐欺”は、あまりしたくないので(笑)
ーー“納得がいかなかったら、来年、もう1回”という、ファンの方の声もあるようですね。
そうですね。“佐江ちゃん、もう1回、出るべきだと思うよ”って、言ってくれた人もいました。
今回の総選挙はやっぱり、票数の多さがこれまでと違い過ぎました。
シングルを発売した週と、その翌週の2週連続で1位を獲得したのは、AKB48としても快挙だったんです。それだけ、“CDを買ってくれた方がいてくださったんだ”って、分かっていたんですが…
メンバーの中にも、票数は上がったけど、順位が下がった子もいて。今までだったら、票数もちょっと下がって、順位も下がるという感じだったんです。全体的に、票数が上がってるんだなって、すごく感じた選挙でした。
自分の順位をキープすることも、厳しい環境だったから、その中で、順位も票数も上げることはできたのは、本当にすごいと思います。ファンの皆さんも、去年の倍以上のエネルギーを費やさなきゃ、残せなかったものだと、本当に思うんです。
“有終の美”を飾れたと思いました。だから、悔いはないです!!

後編で、クラッカーがはじけます!!
1位の人以外の、ファンの人もメンバーも、絶対“悔い”って残ると思うんです。だって、選挙のてっぺんって、1位しかないから。でも、そんなことを言っても、きりがないので。私は十分でした。本当に大満足です!!
だから、ファンの人も大満足って思っていてもらわないと、困る! 本当に!!
ーーさあ、今回は今年の総選挙について、当日のこと、ファンの方への想いを中心にお聞きしてきましたが、ここからは、過去最高順位となった今年の結果を受けて、未来への思いなどもお聞きしたいと思いますが…、この続きは、また次回としましょうか。
はいっ ^_^
ーーそれでは、今回もたくさんのお話、ありがとうございました! また、次回もよろしくお願いします!
ありがとうございました! 応援してくださった皆さん。本当にありがとうございました。皆さんからいただいた分は、全部は返せないかもしれないけど、時間はかかるかもしれないけど、絶対に恩返ししていこうと思っています。次回は、総選挙のお話の後編です。梅雨の曇り空が続いている毎日ですが、次回を、楽しみにしていてくださいね! また、金曜日にお会いしましょう! 谢谢大家!(皆さん、ありがとう!)

宮澤佐江
【今回のまとめ】
◎中国入門ポイント
今年の6月20日は、旧暦の5月5日のあたり、中華圏ではこの日、“端午节(端午の節句)”のお祝いします。今年は、6月20日を含む、3日ほどが国民の祝日で、連休となっています。
日本の端午の節句には、柏餅を食べるように、中華圏で端午节に食べるものといえば、やはり粽子(ちまき)。もち米にナツメをくるんだ甘い粽子、また、肉や卵を具材にした塩味のあるもの、手作りする家庭も多く、地域、家庭によって、その味はさまざま。食べ比べするのも端午节の楽しみの1つです。
◎今回のフレーズ&単語
八仙【bāxiān】道教の8人の仙人 ※李鉄拐、漢鐘離、呂洞賓、藍采和、韓湘子、何仙姑、張果老、曹国舅の8人。
何仙姑のみ女性といわれている。時代により8人のメンバーは変化している。それぞれが、手に霊力を発する法器を持っているのが特徴で、縁起のよい図案とされている。
八仙过海 各显神通【bāxiānguòhǎi gèxiǎnshéntōng】ということわざは、八仙が力を合わせ、海を荒らす仙女に戦いを挑んだ神話をもとにしている。各自が本領を発揮し、目的を達成することを意味する 
端午节【Duānwǔ jié】端午の節句。毎年旧暦の5月5日に祝う
粽子【zòngzi】ちまき。端午の節句に食べる習慣があり、もち米を笹などの葉でくるみ、蒸したり、ゆでたりしたもの。もち米に入れる具は、ナツメ、肉、卵、ピーナツ、栗など地域によってさまざま
*本文中の赤字は、中国語です。
*)中国語の表記は、上海(大陸)で使われている簡体字を使用しています。また【 】内には、中国語の発音表記として漢語拼音(ピンイン)を記しています。
撮影:山田大輔 スタイリング:山本隆司  ヘア&メイク:間篠美歩(NICOLASHKA)


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